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特別ムービー公開!


WUW(ウーマンズ・アルティメット・レスリング)とはSSS本体から抜け出した、より格闘技色の濃いプロレス団体である。

2008年、SSSの王道プロレスに嫌気がさしたメンバーが次々立ち上がり結成。
以後、その思想に賛同した猛者達が集結している。
顔面への蹴り、掌釘などのKOを狙った攻撃は勿論、エンターテイメント性ではなく、
より相手を“破壊”する事に重きをおいたファイトスタイルを持つ。
それゆえに格闘技経験出身者が多く在籍しており、より玄人受けする闘いを展開。

衝撃的な第1回興行から2年…。
何故このタイミングでC.Ronald監督が第二弾を出すのか!?
究極のレベルを推して知るべし!!



皆様ご無沙汰しております。約一ヶ月ぶりのCatfightRonaldです。
今回はWUWの二作目が本当に久しぶりのリリースということで、少しですが解説をさせて頂きます。

第一試合 佐々木四季vs梅咲ほの香

梅咲選手は新人ながら、類まれな身体能力で闘いに赴くタイプ。
佐々木選手は全てのポテンシャルがハイレベルに備わっている選手で特筆すべきはその頭脳です。
WUW内では先輩(佐々木)後輩(梅咲)関係となる両者。
全身バネの塊のような梅咲選手は勢いに任せて攻めていきますが、佐々木選手の方が一枚上手といった格好です。
試合的にはSSS本体に負けじとジャーマンスープレックスやパワーボム、ドロップキックが飛び交うハイレベルな試合となりました。
通常の作品ではほとんどお目にかかれないレベルだと思います。
ただ、正直誤算だったのは選手同士の相性が悪かったせいもあり、試合のポテンシャル、
特に佐々木選手のポテンシャルを限界まで梅咲選手が引き上げられなかった格好となりました。
佐々木選手の底は依然として知れずといった格好でしょうか。ですから、これが彼女達の限界値とは思わないで頂きたいです。
それでもお互いデビュー戦でしたが、別格の闘いを見せたと思います。WUWの名は伊達ではないです。
強力な攻撃を受け合う真剣な姿勢はWUWの特色の一つ、上手く体現できています。
梅咲選手にはかつての「つゆの優」選手の持つ独特のキャラクターに強靭なフィジカルを足した感じという印象を受けます。
佐々木選手は新しいタイプの選手かも知れません。
闘う相手の能力に呼応するスタイルは器用貧乏ではなく、未完の大器といったところでしょうか。
アスリート気質の高い両者が激突する試合は迫力十分。SSS本体への対抗馬はこのくらい強力でなくてはいけません。




第二試合 深田梨菜vs宝部ゆき

ハッキリ言ってこの作品のメインイベントはこの試合です。
高身長かつスポーツアスリート特有のダイナマイトボディを持つ深田選手は高い才能に溢れる新鋭。
才能だけなら今年3本の指に入ると思います。
一方で宝部選手は小柄で華奢。どう考えてもこのマッチアップは無理がある、やめた方がいいと周りから言われたのですが・・・。
結果は周りの意見を吹き飛ばし、今年屈指のベストバウトになったのでは?と僕自身思っています。
強烈な打撃で相手を追い込む、大技も恐れずお互い確実にダメージの残る技を受け合い、立てなくなるまで闘い続ける。
その様子は感情が入り組み、一種の美しさを生み出すのです。驚くべきは宝部選手の消えることの無い闘志、そして意思の強さ。
フィジカルでは大人と子供ほどの差があり、有利なハズの深田選手が気圧されるシーンが度々ありました。
この闘いで、二人とも大きく成長し、またWUWここにあり!!というものを示せたのではないかと思います。非常に質の高い試合です。
この試合ではジャーマンスープレックスは出ていません。
代わりと言ってはなんですがWWEヴィクトリア選手の必殺技「ヴィドーズピーク」が出ています。
おそらくキャットファイト史上初の技だと思います。ですが、見所はそこではありません。
感情が表に出る。あれ?これ本当に大丈夫?レフェリー止めなくていいの?いくらなんでもやり過ぎなのでは?
と思うほどの強烈な攻防に、演技ではない本当の闘いを見たというべきでしょうか。
大技が出せれば良い?いいえ。手馴れた様子でこなされてもそれはただのアクションにしか過ぎないと僕は思います。
技は出す。闘いとしてその上でもう一つ向こう側へ行く。
これが僕の求めた一つの形です。デビュー戦でこの領域に踏み込める選手達は稀なので貴重な試合となりました。

WUWの第一回興行から随分と時間が経ってしまいました。
その間プロレス系作品は多くリリースされてきましたが、この打撃をガツガツ入れるスタイルのものは皆無でした。
ファンの皆様からは多く要望を頂きましたが、中々実現できず申し訳ありませんでした。
しかし、ジュニア世代の台頭と共に新しい風が吹いている今、やっとのことで第二弾にこぎつけたと思っております。
経験ある選手だけを選んで闘わせてどうとするのではなく、デビュー戦でも年間屈指の試合を実現できる。
これが証明の全てだと思っております。
そういった地盤がある中で、経験のある選手・生え抜き・外様それぞれの思惑があって成り立つものと僕は考えています。

ペースはともかくとして、2007〜2008年頃の熱い闘いの歴史が甦りつつあると感じています。
それが当時よりも大幅にパワーアップしてです。
この作品がファンの皆様にとって良い作品であると信じて。

2010年 9月吉日  CatfightRonald